保育園に入園したものの、引越しや希望の園に空きが出たなどさまざまな理由で転園を考えることがありますよね。
私も息子が1歳10ヶ月のときに、第一希望の保育園に空きが出て転園を経験しました。
その後も引越しを理由に転園することになり、我が子は計3つの保育園に通いました。
保育園を転園して希望の園に入園できるのは嬉しいですが、不安はつきもの。
- まだ小さい子供なのにストレスにならないかな
- 転園先の先生や友達と相性が悪かったらどうしよう
- また慣らし保育から始まるのは大変だな
やっと慣れてきた保育園を転園させると、新しい先生やお友達に慣れる必要がありママも子供も大変です。
保育園を転園させてストレスは大丈夫かな?と不安に思っているママに向けて、経験をもとに子供の負担や反応を紹介していきます。
もくじ
保育園を転園する理由によってストレス・環境はさまざま

引越しや転勤、希望園に空きが出た、小規模園で2歳までしか預かってもらえないなど、保育園を転園する理由はさまざま。
保育園転園と一言で言っても、理由によっていろいろなケースがあります。
例えば、保育園転園ににともなう変化は次のとおりです。
- 保育園の規模が変わる
- 少人数から大人数の保育に変わる
- 異年齢一緒の保育から同年齢だけのクラスになる
- 親子揃って環境が変わり、預け先が変わる不安が大きい
- 地域によって子育てや保育の環境に差がある
- お昼寝やお勉強タイムなど生活プログラムの変化
- 給食かお弁当かの違い
- お迎えの方法の違い
子供は適応力があるけど、転園後のストレスや反応は?

我が子が1歳10ヶ月で転園したときは、もちろん泣きました。
でも、泣いたのは最初の3日間ほど。
その後は笑顔でバイバイできるようになりました。
転園したばかりで泣く我が子とバイバイするときに、心がけていたことは一つ!
子供が泣いていても笑顔でハグをして、バイバイすることです。
親まで悲しい顔をすると子供は不安になると聞いたので、笑顔で別れるようにしていました。
2回目に転園したのは4歳になったばかりの頃でしたが、もう泣きません。
小さい頃から保育園に行っていたこともあり、緊張感はあるものの知らない先生がきても普通に接していました。
ただ転園初日のことは覚えているようで、「〇〇組さんのお友達みんなボクの名前を知らなかったから、〇〇くんです!って言ったんだよ」と教えてくれました。
保育園転園による親のストレスと負担は大きい


仕事・家事・育児で忙しいのに転園までするとなると、物理的な負担がとても大きかったです。
- 転園の決定通知から入園までの期間が短い
- 慣らし保育のために仕事を早退・欠席しないといけない
- 書類や持ち物を一から揃えないといけない
- 保育士との関係を一から築かないといけない
- 不安定になる子供のメンタルケア
どんなふうに大変なのか一つ一つ見ていきましょう。
転園の決定通知から入園までの期間が短い
私のもとに転園の決定通知が届いたのは9月10日頃で、転園先に通い始めたのは10月1日です。
転園決定から入園まで約20日しかありませんでした!
転園届を出していたものの、まだ慣れた保育園を辞める心の準備はできていません。
子供は担任の先生にすごく懐いていたので、寂しかったです。
また、入園までの20日間で次の保育園に行って担任と面談し、必要なものとを揃えなければいけません。
バタバタの転園準備となりました。

慣らし保育のために仕事を早退・欠席しないといけない
子供が小さい場合は負担を少しでも減らすために、慣らし保育は必要です。
そうわかってはいるものの、仕事を考えるとやはりもう一度慣らし保育をするのは大変です。
ただでさえ子供の体調不良で欠席回数が多いのに、慣らし保育でまた3日ほどまともに働けないとなると肩身が狭い!
普段は親に頼ることはめったにありませんが、このときばかりは親にお迎えをお願いしました。
書類や持ち物を一から揃えないといけない
年齢は同じでも、保育園によって持ち物のルールが違います。
例えば、転園前はおむつはパックごと持参だったのに対して、転園先では1枚1枚に名前を書いてかごに入れるルールでした。
その他にも、おむつを捨ててくれる園と持ち帰って捨てる園があったり。
3歳以上になると荷物の量が減ってきますが、小さいうちは園のルールに合わせた準備が必要です。
保育士との関係を一から築かないといけない

転園すると、保育士との関係もまた初めからです。
普段から忘れ物が多い私は、今までは「〇〇忘れました!すいません〜!」で済んでいたことでも、先生からの印象が気になってしまったり。
親も先生もお互いに慣れるまでの期間は、気疲れします。
不安定になる子供のメンタルケア
赤ちゃん返りをしたり登園前にぐずってしまったりと、環境が変わると子供も不安定になることが多いです。
忙しい登園前や帰宅後などにグズられると、親もぐったり。
家事や仕事で疲れているのに、子供のグズりにまで付き合う余裕はありませんよね。
でも、子供も新しい環境に気を使って疲れているはずので思いっきり甘えさせて、話を聞いてあげるのが一番!
ちょっと大変だとしてもしっかり相手してあげた方が、メンタルが安定するのが早い気がします。
転園先でもストレスなく過ごしてもらうためにできること

転園で子供が一時的にストレスを抱えるのは仕方ありません。
そういっても心配です。
そこで、少しでも子供のストレスと負担を軽くするために、親ができることを紹介します。
ポジティブな声掛けを心がける
親が心配そうな態度をすると、子供にも伝わってしまうもの。
そのため私の場合は、「新しい保育園でお友達いっぱいできたらいいね!」や「今日はどんな遊びをするんだろう?楽しみだね〜!」と、できるだけポジティブな声かけをしていました。
すると、子供は案外前向きに転園を捉えてくれます。
最初はぐずることもありますが、登園してしまえば保育士の手助けもあって楽しく過ごしていたようです。
転園前の担任に不安な気持ちを相談してみる
「子供がちゃんとやっていけるのか不安な場合は、転園前の担任に相談してみるのもアリ!」
保育園での様子をよく知っているはずなので、「〇〇ちゃんはお友達や先生が好きなので、うまくやっていけると思いますよ」などと言ってもらえるかもしれません。
そうすると、少しは不安が減りますよね。
慣れるのが遅いからといって親の対応が悪いわけではない
なかには保育園になかなか慣れない子供もいますよね。
慣れるのが遅いからといって、親の対応や転園の準備が不足しているわけではありません。
慣れる早さは本人の性格によるところが大きく、慎重派でじっくりと場の雰囲気を観察しているともいえます。
だから、慣れるのが遅いからって自分を責めないでくださいね。
保育園を2回も転園するのは子供にとってストレスになる?
理由があって転園することになったものの、2回も3回も転園するのはかわいそうに思えてきますよね。
環境が変わるので、多少なりとも子供自身も一時的にストレスをかかるもの。
でも、転園前の保育園で1ヶ月もすれば慣れていたように、今回も慣れてくれるはずです。
保育士の先生もプロなので、あの手この手を使って子供が楽しく過ごせるように工夫してくれます。
我が子も2回転園を経験しましたが、そのときそのときで楽しんで登園していました。
それに、小さいうちはあまり記憶に残っていません。
息子が5歳になった今では、1歳で転園したことは全く記憶にないようです。
まとめ
転園は保育園まで近くなったり、希望園に入れたりとメリットはありますが、子供のストレスや負担を考えると心配ですよね。
ストレスをゼロにするのは難しいですが、親の声かけや保育士の力を借りれば思ったよりも早く慣れるでしょう。
それに、日中は保育園に行くこと自体には慣れているので、初めて入園したときほど慣らし保育に時間がかかりません。

転園が決まってから入園まで時間は短いかもしれませんが、親の準備は万端にして子供のメンタルケアもしっかりできる環境にしておきたいですね。